薬学の歴史は、薬学部に行けばまず最初に教わることとなるジャンルです。これを知っているか知っていないかで、現在の薬学の状況に関しても把握できるかできないかが変わってくるからです。薬の歴史に関しては、薬剤師志望の学生を教育するためには最初にやっておかなければならない基礎的なことだと言えるでしょう。薬というのは、紀元前の時代からすでに存在はしていました。最初はただ薬草を煎じて飲むといった原始的なものだったわけですが、時代が進むにつれて、複雑さを増してきています。現在では、薬草を煎じて飲むということは一部でしか行われなくなっています。
科学的に作り出した成分を固めて飲むという方が一般的になりつつあります。また、そもそも経口摂取では直接的な効果を及ぼすことが難しいことも多いですから、注射をして直接体内に入れることもあります。塗り薬も昔からあるものですが、現在でも引き続き使われています。最近は抗生物質というものが登場してきていて、ミクロの世界で大きな効果を発揮しています。また、新しいタイプの抗生物質を人工的に作り出すという研究も世界中で行われています。自然界にあるものから薬を作るというのが今までは一般的だったのですが、それだけでは退治のできない厄介な病気が多くなってきたわけです。
風邪のウイルスにしても、実は年々進化をしています。薬が効きにくい新種がどんどんと誕生をしているので、それと争うように新しい薬の開発も進めて行かなければならないわけです。一般の人はあまり意識をしていないかもしれませんが、実は今でも世界中の研究機関で、病気との戦いは繰り広げられています。まさにイタチごっこのように、常に新しい薬を開発し続けなければいけない時代なわけです。
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